戸建ての外壁塗装の費用で後悔しない方法

外壁塗装をトラブルなく相場より安い見積もりで仕上げるための業者選びと契約のすすめ方。外壁塗装で使われる小難しい用語も解説。申し込んではいけない一括見積もりサイトについても言及。

外壁塗装をトラブルなく相場より安い見積もりで仕上げるための業者選びと契約のすすめ方。外壁塗装で使われる小難しい用語も解説。申し込んではいけない一括見積もりサイトについても言及。

外壁塗装を相場より安く契約できる業者とは

外壁塗装は適正価格で契約しなければなりません。相場より安すぎると様々な工事の手抜きが疑われますし、高額だと契約と工事が別会社という関係で中間マージンを取られている事も疑われます。契約が理想的な外壁塗装業者は、「外壁塗装が専門で自社施工」で運営していることです。

なぜ、「外壁塗装が専門で自社施工」の業者を選ぶべきなのか、結論から言えば、
・外壁塗装専門なので腕と実績は確かである確率が高い
・自社施工のため業者間で流れる「中間マージン」が発生しない
という2点が挙げられます。

詳しい事は、これから書いていきますが、まずは独自に外壁塗装の費用について事例を調査した結果をお見せしたほうが、より理解が深まるので、ご覧ください。

【A邸】
築20年の2階建て。地元の塗装業者による施工。費用は45万円。

【B邸】
築20年の2階建て。電話帳やチラシ見て選んだ工事業者による施工。費用は400万円。

塗装面積や塗料は、ほぼ同等でありながらも、10倍近い差が出ています。B邸は施工が終わってから、費用が掛かり過ぎたことを知りました。相場のチェックを怠ったのです。またアフターサービスも悪いことが判明しました。B邸の最大の失敗は「今返事していただけなければもっと高くなると言われ半場強制的にそのまま契約してしまいました。」という、外壁塗装に対しての知識を得るなどの準備不足な上に、営業トークに乗せられたことです。
結果的にカモられたわけです。

外壁塗装の高額請求のカラクリとは。10倍近い差が付いた外壁塗装の費用ですが、更に調査を進めていくと、やはり、高額請求となって然るべしという部分が明らかになりました。その一部を公開するので、今後の外壁塗装の見積もりの参考にしてください。 

・ツートンカラー
⇒ 2色を指定したため材料費が若干アップ

・耐用年数
⇒ 執拗に耐用年数の長さの必要性を説かれ、根負けしてグレードの高い塗料を選んでしまった

・永久保証
⇒ 永久保証の名目で毎年数万円の費用を負担する保守契約が結ばれたが、全く機能していなかった

・相見積もり
⇒ 他社との比較や見積もりの相場の調査などを実行しなかったため提示された見積もりを丸飲みした模様

・窓口はリフォーム営業会社
⇒ リフォーム営業会社が受注し、系列の工事店が施工するなど複数の会社が入り混じったため、中間マージンの割合が大きかった

・足場設置と解体
⇒ 設置費用と解体費用をそれぞれ請求されていた事に後々気付いた

これがB邸の高額費用の原因の一部です。既に業者とは連絡が取れない状態であり、泣き寝入りするしかなく、最悪の事例となってしまいました。

外壁塗装の見積もりに値引きは無い

外壁塗装の見積もりは安い方が得だと思いますよね。もし値引きがあったとしたら更に嬉しいですか?

残念ながら「値引き」は期待しない方が良いです。なぜならば「値引き」などの言葉を信用して施工してもらったものの数年もたたないうちに塗料がはげてきたという話はたくさんあるからです。外壁塗装のトラブルのひとつに強引な手口での契約もあったり、見積もり金額に見合わない工事内容つまりは契約不履行の疑いもあったりするからです。

「お宅だけ特別価格」
「本日契約すると値引き」

そんな言葉は外壁塗装に関しては信用しない方が良いです。外壁塗装業者が厳しい価格競争をするとなると、どこかで経費を絞るか、利幅の大きい塗料を売り込むしかありません。そのシワ寄せは全て、お客側が被ることになり兼ねないのです。

例えば、現場に派遣する職人は自社の所属では無く、下請けやアルバイトなどに任せることで、人件費の節約を計ります。自社の職人以外では、どうしても「金で動く」ことになり、安い手当てで派遣されるとモチベーション的に問題があります。とにかく手当ての分だけの淡々とした作業になり、お客さんとのコミュニケーションにも支障が出ることになります。

当の下請け職人らは仕事の依頼は直接、お客から受けた訳ではないので、どうにか自分の都合で仕事を進めてしまうわけです。それはプロの仕事では無いと言えるのですが、プロではない人が本当に来てしまうから問題なのです。ここで職人とは、ということを求めても埒が明かないので、仕事を他所に任せない外壁塗装業者と契約することが第一です。

安いけど仕上がりがどうなるかわからないパターンと、値引きなど安い要素は無いけれども満足度の高い仕上がりが期待できるパターンとでは、どちらが良いでしょうか、という話です。当然、後者の方が、長い目でみるとコスパは良いです。

初回の外壁塗装工事から、更に10年前後経過したときの2回目の外壁塗装のメンテナンスを迎える時、以前の仕事ぶりが良ければ必要以上の工事代金を負担しなくても済みます。

外壁塗装の見積もりが高い時などの断り方

何事もそうですが「断り方」って難しいですね。日本人の良い所でもあり悪い所でもあると言いますか、相手を慮り過ぎて、断りたいけど断れないと考えて、ズルズルと引っ張ってしまったり、断り方に気を遣いすぎて妥協案をダラダラと検討するようなこと、人生で多分にあると思います。

特に外壁塗装など一生に2.3度しかないわけですし、親身に相談に乗ってもった外壁塗装業者、ましてや知人から紹介してもらった外壁塗装業者という場合は、紹介してくれた相手の立場にも気を配るのが日本人的思考ですから、断り方には気を付けちゃいますよね。

しかし、こと外壁塗装に関しては、見積もりや打ち合わせが順調に進んでいても、納得が行かないところがあれば、しがらみを気にすることなくキッパリ断る勇気と決断も大事です。数十万円から100万円前後のお金が動くわけですから、建物とお金を守るために必要です。

では実際に、見積もりの断り方はどうしたら良いのか、もっとも簡単なのは優良工事店ネットワークで業者を紹介してもらうことです。なぜならば公式サイトにもハッキリ書いてあるのですが、

見積をご依頼頂いたからと言って必ずしも工事を依頼する必要もございません。

というスタンスです。審査をクリアした優良業者のネットワークを管理監督しているのが優良工事店ネットワークという会社ですから、そこに加盟している外壁塗装業者も見積もりが断られることに関しては、ある意味、仕事の流れのひとつと考えているものと思われます。業者の見積もりというのは、お客さんに対する競合も意識したコンペティションですから、自社の提案がお客様とは合わなかった、次に生かそう、と考える事のが良い業者です。

見積もりの段階で十分に情報を与えてくれる業者も良い業者と言えるでしょう。優良工事店ネットワークの紹介だと、見積もりの他に現場調査、図面作成、工事プラン作成など、本来は何らかの項目で費用計上されてもおかしくない作業も無料です。

良い業者だからこそ断れないと思うかもしれませんが、業者側からすれば、受注できるかどうかわからない案件を、ズルズル引きずることはしたくないわけです。なので断り方としては、余計な忖度を捨てて「申し訳ありませんが、今回は見合わせることにしました。」と伝えればOKです。

悪徳業者だったら食い下がりますが、優良業者なら、「次の機会にお願いします」という前向きな言葉をくれますよ。何だかモヤモヤが残るときは、知り合いが外壁塗装を行うという場合に紹介して上げればお互いが良い方向に向かいます。

外壁塗装の助成金に詳しい業者を選ぶ

外壁塗装業者の中には、受注するためだけの活動に集中している営業会社と提携している場合もあります。受注すると外壁塗装業者に情報を引き継いで、工事に進んでいくわけです。営業マンは自社や営業マン個人に受注の見返りが入れば仕事は終わりですから、助成金(補助金)の話が飛んでいたりすることもあるようです。全ての営業会社がそうだとは限らないですが、やはり現場を熟知している人から話を聞くべきですね。

小規模の会社が多い外壁塗装業者は、社長が営業に出向くことは珍しくありません。職人自らが足を運ぶことも同様です。多少、口下手な点が多く見受けられるのですが、変に営業的な教育された職人さんよりは好感度が高い傾向があります。真面目さが浮き彫りになるんですね。質問すると、どんどん答えが返ってくる、アドバイスまでしてくれる、という姿勢をみせられたら、つい信頼してしまうでしょう。

故に外壁塗装工事の助成金に詳しい業者も、チェックしておくべきポイントです。外壁塗装だけでなく屋根塗装にも助成金は適用できますし、各自治体では、ほぼ助成金が準備されているので事前に情報を入手しておいても良いです。具体的には、

・税金の優遇
・実際の工事費に対する補助

この2パターンが多いです。どちらか1つの場合もありますから、住まいの自治体で確認しておきましょう。例えば東京都台東区では、「窓・外壁等の遮熱・断熱改修助成金制度」があり、個人宅・共同住宅、事業所向けと適用対象が広いです。助成対象要件等については割愛しますが、工事費用(税抜)の20%(上限15万円)が受けられます。ただし「予算が無くなり次第終了」と書かれているので、早い者勝ちではありますね(汗)

厳密に言えば、補助金と助成金は意味合いが若干異なりますが、どちらも返済不要なので、外壁塗装や屋根塗装の際は、業者に相談してみましょう。もし業者が申請を渋ったり、情報を持っていない場合は、要件や条件を満たせるだけの工事スキルや実績が無いと判断して良いです。


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